2024/4/23 立川willアスラ斬魔伝対戦会

今日もアスラ斬魔伝対戦会に挑むため、立川willにやってきた。羅刹半蔵使い、太刀川斬太郎である。今回の参加者は主催のFKさん、ハイパーネオジオ64系配信者チル・マンさん、FKさんのライバルスズキさん、雨峠の閑丸担当さりぴさん、羅刹半蔵マスター小平サル(?)さん、風間蒼月大好き肥前のアサシンさん、そして私の大所帯であった。はっきり言って覇権ゲーである(一度も移植されていないから皆がゲーセンに集まる?何の事かな)。対戦の方であるが、FKさんの修羅アスラには牽制技を食らってバウンド→追撃でダウン→瞬間移動で表裏択という某世紀末病人のような連携を何度も掛けられた。スズキさん曰く、この瞬間移動に無敵は付いておらず、「見えないぐらい高速で反復横飛びをしている(意訳)」とのことである。羅刹アスラとも戦ったが見た目が余りにも変態のそれであった。チル・マンさんの修羅ガルフォードは単純に動きが早く、またパピーもガードとジャンプのどちらで捌けば良いのか分からず大変であった。「投げのキレが良くなっている」とお褒め頂いたのが嬉しかった。スズキさんの修羅半蔵とは中々良い勝負ができた。修羅半蔵と羅刹半蔵は基本動作は同じだが得意な間合いが異なるキャラなので、中々に愉快である。さりぴさんは閑丸が居ないのでリムルルを使っていたが、これが羅刹半蔵と相性が悪いのである。処理落ちもする上喰らい判定も何か変なので、最も苦労したかも知れない。小平さんとは当然つまらないと言われる同キャラ戦になったが、結局投げキャラ同士だと読み勝てば何とかなるので、申し訳ないがはっきり言ってリムルル戦より面白かった。本当に申し訳ないがこれだけは言わせて欲しい。おそらく初めて戦ったアサシンさんは修羅蒼月の使い手で、余りにも接近できないリアル怒りの余り怒り爆発を忘れて負けてしまったが、再戦で間違えて選んだ修羅半蔵で良い勝負ができた。今後は修羅半蔵も練習したいと思う。

2024/4/6 立川willアスラ斬魔伝対戦会

今日も立川willにやってきた。既にFKさんとチル・マンさんが居たが、まだフリプが始まっておらず3rdの台が盛り上がっていたため、ひとまずはそちらで死合う事にした。そう、私はxのbio欄に書いている通りストでは基本豪鬼使いである。まずはまことにストレート勝ちをした。豪まこのカードというと画面端からの十割コンボで豪鬼側が虐殺されているイメージがどうしても付き纏うが、実はダイヤ的には7:3で豪鬼が有利であり、何なら実戦値的にもゲージが溜まらない内は豪鬼が有利である。その後にケンが乱入してきたが、これは一度負けてしまった。悔しいので再戦すると、今度は上手く画面端に押し込み、揉み合っている内にこちらのゲージがマックスになったので表裏択を掛けられそうになった所で伝家の宝刀・金剛國裂斬で勝った。実戦で決めたのはこれが初めてある。フリプが始まったのでいつも通り羅刹半蔵でアスラに臨むと、修羅火月のパワーゲイザー的な何かに苦しめられた。やはりこのゲームは忍者達が技の汚さを競い合うニンジャスピリッツ半蔵斬魔伝である。動物勢の処理落ちにももう慣れてきたので、比較的ペースを乱される事は無くなった。更にFKさんから半蔵はJCでめくれる事を教わったので、より起き攻めが安定するようになった。百舌鳥落としや蜘蛛走り4Cが決まると一瞬でごっそり減るのが羅刹半蔵の真髄であり醍醐味であるから、起き攻めで対となる打撃択は重要なのである。順番待ち中にzero3も遊んだが、オリコン中に前転が暴発したりヒョーバル(ヒョーヒョー叫びながら延々とフライングバルセロナアタックを掛けてくるバルログの意)に乱入されたりと振るわなかった。個人的に、ゲージが溜まった際の暴力性の激増具合という点で、サムスピの半蔵はストで言うとユンに近い気がする。何だか今回はサムスピよりもストの話になってしまって申し訳ないが、ここで終わりたい。

3/23 立川will斬サム対戦会

やはり今月も斬サムを遊びに立川willにやってきた。今日はカオコの大会がある事もあり人があまり居なかったが、常に誰かしらは居た。驚くべき事に、なんとウル4を遊んでいたら目押しが上手くなり、斬紅郎使用コマンドの成功率が上がったのだ。しかしそれで勝てるかというとそうでもなく、バグによりスタン確定コンボが決まらなかったり、疾風斬(波動コマンド)を入力したのに無限砲(2146+斬)が暴発(スパ2Xの溜め維持バグ的な何か?)したりして中々勝てなかった。しかしもよよん(旧もよもよ)さん曰く、コンボ精度は上がっているらしい。これもウル4の賜物である。斬紅郎以外にも、羅刹半蔵で剣聖修羅閑丸(RTA勢?)に爆炎竜→毒龍の連携を決めて勝ったり、修羅閑丸で修羅ナコルルを暴雨狂風斬→シチカㇷ゚エトゥ喰らい→暴雨狂風斬の即死バグコンボ(途中でナコルル側がフリーズする)でオーバーキルしたり、天草(何故か四郎と呼ぶ人が居ない)に逢魔時で延々と逃げられたり、18世紀末チャンバラアクションゲームの真髄を味わった。思えば世紀末格ゲーの開祖であるAC北斗もこの斬サムもビジュアルやサウンドに秀でており、内海賢二氏、戸屋公次氏、飯塚昭三氏、藤田淑子氏といった故人や、デビュー当初の桜井智氏といった貴重なボイスを聞く事ができるゲームである。そもそも格ゲーにおいてバランス崩壊というのは大した問題では無いのかも知れない。今やeスポーツの時代となり、大袈裟に言えばゲームバランスがそのまま経済に関わるようになってしまった。そんな中で世紀末格ゲーのコミュニティが存在する事は「有り難い」と言える。

2024/3/17 立川willアスラ斬魔伝対戦会

今回もアスラ立川伝に参戦した。メンバーは前回の3人に一人加わった形であった。ある時間帯では私を含む全員が忍者キャラを使い、その内3人が半蔵という「ニンジャスピリッツ2半蔵斬魔伝」と化していた。六道烈火の入力で台が揺れたり、コンボ中に溶岩が割込んだり、愉快なパーティーゲームであった。他の羅刹半蔵使いに教えて頂いた事も多く、実にありがたかった。今週は休みなので皆さん間違えないようにして下さい。

サムスピの謎 右京さんは本当に結核なのか?

 格ゲーとは、数あるゲームのジャンルの中でも、説定に謎の生じやすいジャンルである。これは、大して説定を固めなくてもゲームとして成立するから、というのが理由の一つである。特に平成初期、「ストリートファイターⅡ」が大ヒットしてしばらくの間は「とりあえずキャラを作って出し、後から細かい設定を考える」というのが普通であった。分かりやすい例で言うと、現在我々が「シャドルー四天王」と呼んでいるバイソン、バルログサガット、ベガの四名(サガットが途中で抜けて代わりにファンが入ったが)のうちベガを除く三名は、別に当初はシャドルーの構成員という設定は微塵も無く、プレイヤーが勝手にそう勘違いしたのが公式化されただけである。また、同シリーズにおいては剛拳の存在や殺意の波動の詳細等、ある意味公式二次創作とも呼べる漫画版から逆輸入された要素も多い。

 さて、格ゲーの中でも設定の多い我らがサムスピシリーズにおいても、謎の多さは例外ではない。その中でも特に我々を困惑させ続けて来たのが、今回扱う「右京さんこと橘右京は本当に結核なのか?」である。おさらいとして簡単にまとめると、右京さんは神夢想一刀流という居合の使い手で、想い人・圭の為、或いは己の居合を極めんが為に旅をしている、自称不治の病を患っている人である。実際の性能はというと、ダイヤグラムや実戦値を含めたキャラランクのいずれにおいても上位に位置する事が多く、特に「真サム」においては中段攻撃と飛び道具を同時に発動する技、「燕返し」が猛威を振るい稼働からの三十年間最強どころか最狂の座をほしいままにしている。お気付きになられた人も居ると思うが、公式の文言においても、「結核」とは一言も言っておらず、あくまで「不治の病」なのである。よって、筆者・太刀川斬太郎は格ゲーにおける他の病人や現実において結核を患いながらもそれを克服し大成した人物を参考に、結核以外の病気の可能性も考慮しながら謎の病人・橘右京について考察する事にした。

ケース1・北斗神拳伝承者候補トキの場合

 漫画「北斗の拳」及びその格ゲー版に登場するトキは兄弟弟子の中で最強の実力者でありながら世界が核の炎に包まれた際に被爆し、北斗神拳の正統な伝承者になれなかった人物である。特に格ゲーマーの間では有名過ぎてわざわざ説明するのもどうかと思うが、核シェルターが定員オーバーの為(アニメ版では扉の故障、外伝ではシェルターそのものではなくシェルター行エレベータの定員オーバーが理由)自ら外に出て扉を抑えた。この時に浴びた死の灰は常人の致死量の数億倍との計算もある。その後のトキの活躍であるが、まずモヒカン等は相手にならず、二度に及ぶラオウとの戦いではパワーもスピードも衰えておらず、どちらかというとスタミナ切れで負けているような印象を受けた。セガによる格ゲー版ではスタミナの概念が無いため、北斗無想流舞、通称ナギを始めとするぶっ壊れ技の数々で暴虐の限りを尽くし、世紀末の荒野をラオウサウザー以上の恐怖で支配した。さて、そんなトキの病状であるが、異常な速度で老化が進んでおり、カサンドラから救出された直後は歩くのもやっとで矢鱈と咳込んでいたが、原爆症に見られる脱毛や白血病のような症状は特に見られず気付けば病人である事を忘れる程元気になっていた。これには大きな理由が二つあり、一つは人体を強化する秘孔がある事、もう一つはトキには北斗宗家の血が流れている事である。前者については副作用の激しい心霊台や刹活孔以外にも、天才アミバ様が秘孔によって自身や木人形狩り隊のハブ達の体を更に強靭にしている事から効果の種類や程度が様々な秘孔がある事、そしてトキも自身にそれを使っている事が推測される。後者については第二部で発覚し、トキの異常なしぶとさ以外にも、ケンシロウの公式プロフィールに書かれている「3ヶ月間食べなくても体力が衰えない」なる文言やラオウが度々炎に包まれながらも一切火傷を負わなかった事、そしてこの三名と宗家の血を引いていないジャギの無惨な実力差の説明となっている。これらの事例と、前にも述べたストリートファイターシリーズを始めとする格ゲーが北斗の拳の影響を強く受けている事を踏まえると、「格闘漫画やゲームには難病を跳ね退ける秘術や血統が存在しても全くおかしくない」と見ていいだろう。

ケース2・中村天風の場合

 トキとはうってかわり初めてこの名前を見る人も多いと思うので、より丁寧に説明する。中村天風は本名を三郎と言い、1876年に東京府豊島郡王子村、現東京都北区王子に生まれ、日露戦争においてスパイとしてハルビン方面で活躍した。露兵に捕まり処刑されかけるも脱出して生還し、日本陸軍の命で朝鮮総督府高等通訳官の任に就いた。問題はそれからである。なんと中村は着任後わずか3ヶ月で発病し、当時まだ不治の病であった結核と診断されてしまう。そこで中村はオリソン・マーデンを始めとする思想家や哲学者を訪ね世界を歩いた。そして1911年、結核の診断を受けてから5年後にエジプトでインドのヨーギー、カリアッパと出会ったのだ。彼に導かれ、中村はヒマラヤのカンチェンジュンガ麓ゴルケ村にて2年半程の修行の後、なんと結核を治してしまったのだ。中国経由で日本に帰国(ついでに辛亥革命に参加)し、現在の三菱銀行の頭取を歴任した後、病人や貧乏人を救うべく統一哲医学会、現公益財団法人天風会を1919年に設立。1968年に92歳で大往生を遂げた。ここから、「結核の治療法が確立される前の時代であっても、然るべき場所で然るべき事をすれば克服が出来た」という事が分かる。尚、先述したカリアッパなる人物は正体どころか実在性が疑われているが、中村がヒマラヤで結核を治した事は事実なので無視する。

・で、右京さんはどうなのかというと・・・

ここまで分かった事を総合すると、右京さんも神夢想一刀流に伝わる秘術を用いて結核の進行を抑えている・・・と言いたいところだが、不自然な点が一つある。それは右京さんの周囲に、他に結核になっている人物が居ない事だ。結核は空気感染するものなので、右京さんだけというのはおかしい。それに、いくら格ゲー補正があるとはいえジャンプして中段と飛び道具を同時に発射出来る人間が秘術等使えば、結核ぐらいたちどころに治りそうなものである。おそらく、我々が兼ねてより右京さんに感じていた違和感の原因はここらへんにあるのではなかろうか。その謎を解く鍵は、右京さんの武器にあった。そう、無銘・自作である。日本刀というものは只の鉄の棒ではないので、絶えず手入れ、場合によっては打直し、焼直しが必要である。その過程で粉塵が喉や肺に侵入し、激しいチャンバラによって右京さんは血を吐いていたのだ。では何故我々は右京さんが結核だと思い込んでいたのか?それは右京さんがイケメンだからである。結核患者というのは胴は痩せ、顔は赤くなるので耽美的に描かれる事が多い。実際、平手造酒(こいつも実在したか疑わしいが、一応千葉に墓がある)等の剣豪も、後世の創作で勝手に結核にされている。

まとめ:右京さん程の豪傑が結核を克服出来ないのは不自然なので、咳や吐血の原因は刀の手入れの際の粉塵である

 

2024/3/2立川willアスラ斬魔伝対戦会

花粉が何とかなりつつあるので、今週はアスラ立川伝に参加した。今回は主催のFKさん、申し訳ない事にまだ名前を覚えていないガルフォード使いの方、そして私の男三匹である(離脱後に入った方も居たそうだが)。前回よりも格段に調子が良い事と、御厚意でボタンをボックス配置にして頂いた事と、羅刹ナコルルというか中段狼が居ないおかげで安定したプレイが出来た。いつ見てもガルフォードの足が速すぎる事と、どう見ても見た事があるカラーがある事に笑ってしまう。修羅色はウザい割に安い表裏択を掛け続ける事しか勝ち筋が無いと語っていたので、私はストのトゥエルヴを思い出した。私はというと、考察記事を書いている内に好きになってきた羅刹右京さんを使ってみた。燕返しで表裏択を掛けられたり、中段飛び道具が撃てたりするのが面白かった。もちろん羅刹半蔵も使った。投げ抜けの仕様を良く理解していないせいで分からん殺しを食らったり、一閃がリバサで撃てる事を知らずに死んだり、対空で一閃を当てたり、突き飛ばしから一閃を当てたりした。楽しいゲームなので、他サム勢も是非遊んでみよう。

2024/2/24 立川will斬サム対戦会

去る24日土曜、やはり私は斬サムを遊びに立川willを訪れた。エレベータから出てのそのそ十歩程歩いて台に向かうと、既に合成音声イベント帰りのチル・マンさん(ニコニコの方フォローしました。これから一本づつ動画を見ます)が修羅覇王丸でCPUをシバいていたので、早速挨拶をしてから乱入した。我が持ちキャラ、壬無月斬紅郎は無実の人を沢山殺したので呪いが掛かっており、楽しい楽しい誤差0Fの目押しミニゲームをクリアしないと使えない。尚、天草四郎時貞政治犯なのでノーカンである。よって今日は半分ぐらい閑丸を使うハメとなった。「今日は」と書いたが別にいつもの事である。飛翔旋風裂斬に苦しめられるも、何だかんだで負けっ放しという事も無かった。斬鋼閃ぶっぱが当たったりJD→2Cが繋がらなかったり、時間切れ直前にぶち当てた暴雨狂風斬で光学攻撃をしたりと中々愉快であった。しばらく対戦した後、チル・マンさんに鏖魔時のコマンドと今作の修羅ナコルルが南斗人間砲弾の使い手である事を教えた。そんな内に雨峠のもよもよさんとさりぴさんがやって来た。やって来る前に金が全部溶けそうな勢いだったので安心である。両替機で千円札→百円玉→五十円玉とやっていくと、放出される余りの五十円玉の多さに雨峠の御二方が吹き出していた。これだけ多いとそれこそ江戸時代みたいに穴に通す紐が欲しいですねえ、とか喋った覚えがある。同じ世紀末格ゲーの北斗やBASARAと比べて圧倒的にコンボ始動技が少ないのに、圧倒的に試合時間が短いのがこのゲームである。話を対戦の方に戻すが、アスラの方で使う事にした羅刹半蔵をこちらでも使ってみた。このキャラの武器飛ばし技「毒龍」(読みは「どくりゅう」と「ぶすたつ」のどちらなのだろうか?)は対空や下段空かしでも当てられる中段高速突進ロック技であり、演出も非常に風流な技であるが、なんと必殺技ですらないナコルルのレラキシマテㇰなる空中投げに潰されてしまった。確実にナコルルは忍者に向いているだろう。何ということだ。もよもよさんには羅刹右京さんの「秘剣夢霞」(非常にカッコイイ当て身技)や狂四郎の「荒事師狂四郎"鬼の舞"」(演出が派出過ぎて何をやっているのか良く分からなかった技)の詳細を見せて頂き、修羅半蔵対羅刹半蔵で白土三平ばりの忍者バトルをして頂いた。さりぴさんとはあまり対戦出来なかったが、婆娑羅にシバかれたのを良く覚えている。後は顔と名前が一致していない方であるが、十何連勝もしていたリムルル使いの方と、対戦中に明らかにバグったような挙動があり「今のは何ですか」と尋ねたら「私も初めて見ました」と答えられたガルフォード使いの方を良く覚えている。そして大量の金を溶かし花粉で寝込んだ私は翌日のアスラ対戦会を断念するのであった・・・